園日記

表現遊びを楽しむ会の見どころ③ 『ふゆじたくのおみせ』(年長児)

今年度の年長児も、『表現遊びを楽しむ会』では自作の劇を発表します。

今年の題材は『ふゆじたくのおみせ』という絵本。

 

候補の一つとして試しに読んでみたこの絵本、初めて読んだ時からまつ組さんに好評で。

「この絵本さ~、みんないい子だからさ~、大好きなんだ~。」って笑顔で話すくらい気に入ってくれたので、ストーリーの理解も早く、話し合いも比較的スムーズに進みました。

 

三年間の園生活で歌ってきた曲に、ストーリーに合わせた歌詞を自分たちで作って乗せていくのが、表現遊びを楽しむ会に向けての話し合いのスタイル。

「ここはどんぐりを探すんだよね~」

「ドングリの歌?どんぐりころころがいいんじゃない?」

「じゃあ、どんぐりころころみつからないって歌おうよ」と、幼稚園生活最後の発表会に相応しく、沢山の意見を交わしながら少しずつ劇を作り上げていきました。

 

楽しい時は思いきり笑い合い、悩んだ時や悔しい時はみんなで支え合う。

素直に喜怒哀楽を表現でき、常に力を合わせられるのがこのクラスのいいところ。

完成した劇も、まつ組さんらしく仕上がっていまして。

森にドングリを探しに行く場面では、楽しそうに元気よくジャンプして、

じゃんけんに負けてしまったクマさんたちは、全身で悲しい気持ちを表現して。

クマさんとヤマネ君がプレゼントの服を交換し合うシーンでは、手を繋いで微笑み、普段通りの仲の良さを見せてくれます。

 

保護者の皆様はご存じだと思いますが、まつ組といえばやはり歌の素晴らしさ。

今回、物語のキーポイントでも胸が熱くなる歌を聞かせてくれます。

劇の冒頭で歌う『きみといっしょにいると』とプレゼント交換後に歌う『ありがとうの花』、フィナーレの『一番星のプレゼント』の三曲の歌詞は、事前に歌詞を読み込んでおくことをお勧めします。

 

まつ組さんにとっては幼稚園生活最後の発表会。

上田名幼稚園の年長児らしい感動的な劇を見せてくれますので、大きめのハンカチをお持ちの上、当日はお越しください。

 

原作の絵本『ふゆじたくのおみせ』も当日までに一度目を通しておくと、より感動できると思います。

登園時や降園時に職員に一声かけて下さいね。